
英語圏の人って初対面でもよく話しかけてくるし、会話が上手!
こんな風に思ったことがある人も多いと思います。実際に彼らは初対面の人やあまり知らない人と出会った時には敢えて「何気ない会話」をスタートさせる傾向にあります。大雑把に言うとこの何気ない会話というのがスモールトークであり、ある種のマナーでもあります。
日本人であれば「敢えて黙ってスルーする」ようなシチュエーションでも会話を始める彼らの意図とは何なのでしょうか?そして彼らのように上手にスモールトークするコツはあるのでしょうか?今回はそれらについてお伝えし、失礼のない自然なスモールトークが出来るようになるヒントをお届けしたいと思います。
スモールトークはコミュニケーションスキル

例え短い時間でも同じ空間を共にする相手との居心地を良くし、気持ちよく別れるにはスモールトークはとても重要で大事なコミュニケーションスキルの一つです。しかし実際にこのスモールトークを行うのが苦手な人、もしくは少しハードルが高いと感じている人も少なくないと思います。
もしそうであっても自ら率先してスモールトークを意識的に行うことで、英語学習者にとっては英語力を上げることが出来る実践の場にもなりますし、英語でのコミュニケーションスキルの基本を学ぶチャンスにもなります。
スモールトークは社交儀礼(マナー)

日本人同士の場合は「敢えて余計なことを喋らない、話しかけない」というのが美徳やマナーになったりすることもありますが、暗黙の了解というのがあまりない外国人に対して良かれと思ってそれを行ってしまうと、場合によっては「無礼・失礼」というネガティブな印象を与えてしまうことにもなりかねません。
この線引きを説明するのは難しいですが、「話しかけること」は基本的には何も悪くありません。話しかけるというのは自分と相手との関係をより良いものにしようとしている、また相手のことを知るきっかけを作っていることになり、つまりそれは相手に対して適切で適度な興味を持っていることを示しています。
これは前述しましたが社交儀礼(マナー)とも言えますので自分自身の振る舞いとしてもとても重要です。では具体的にどのようにスモールトークをするのか、ここからはそのヒントをお伝えしていきたいと思います。
まずは質問を!でも注意すべきことは?

自分からスモールトークを始めるには「質問する」のが最も簡単な手段の一つです。ただしこの時にいきなり立ち入った事を訊くのはタブーです。ここで言う立ち入った事というのは一般的には政治や宗教、年齢や経済事情(収入など)、健康に関することなどです。
ケースバイケースではありますが、それらの内容はぶしつけな質問になりかねませんので避けるのが無難です。では何を話すのかということですが、それは誰もが知っているポジティブだと思われるニュース、また天気やスポーツのことなどです。
これは日本的に言うと雑談ですので、雑談力を上げるに役立つ内容が書かれた本やwebサイトを読んで参考にすることが出来ます。
お互いの事を少し知る為に

質問する時は相手にとって答えにくい話題やネガティブな方向に深入りしそうなトピックを避けながら行うのがポイントになりますが、相手の話(返答)はしっかりと聞きましょう。そうすることで共通の話題が見つかって、よりスムーズに会話を進めることが出来るようになったり、次の質問が自然と思い浮かんできたりします。
その他のポイントの一つはお互いのことを「今よりも少し知る」ことを心掛けることです。その際には質問するだけでなく、自分に関することを少しオープンにすることで相手も心理的に気を緩してくれます。
時にはどうでもいいことを話す

会話というのはそれを行う相手との相性もありますのでうまくキャッチボールが続かないこともあります。そんな時に居心地が悪くなるようであればどうでもよい自分の話をしましょう。
「さっきこんな事があった」とか「昨日〇〇を食べた」とか他愛もないことです。勝手な印象ですが、意外と英語圏の人はそんな他愛もない話を長々とすることは多いです。ただしこれは逆に言うと、相手はこちらに気を遣ってくれており、スモールトークを成立させる為に「敢えて」そんな話をしているとも言えます。何か話題に困ったらしつこくならない程度に自分に関するどうでもいい話をするのも一つの手段です。
全てはスモールトークから始まる

これは国籍問わずですが、人間関係はスモールトークから始まります。そこから気が合う人が見つかり、知り合いを経て最終的には友人になることもあります。英語を学んでいる人にとっては文法・リスニング・リーディング・試験のスコアももちろん重要ですが、このスモールトークも実践的な英語の一つですので、上手に出来るようにトライしていきましょう。そうやって行動を起こすことで新たに学ぶことはきっと多くあると思います。
スモールトークを始めるといい事ばかり

今回はスモールトークについてお伝えしました。雑談と言ってしまえばそれまでですが、少しニュアンスが違う部分もありますので外国人とのコミュニケーションには欠かせないものの一つです。
受け身の姿勢ではなく、積極的に自分からスモールトークを展開することで、英語を使ってのコミュニケーション力の向上はもちろん、これまで学習してきたことのアウトプットにもなります。
また上手にスモールトークを進めていく上では相手やその話を観察することは欠かせませんので観察力向上にも役立ちます。このように適切なスモールトークは良いことばかりですのでぜひ試してみて下さい。