
英語の勉強法はたくさんありますが、正しい勉強法を行うことが最も重要です。ただ正しいだけで良いかというと少し疑問が残ります。なぜなら英語は「楽しく学ぶ」ことも重要だからです。
何をもって「楽しいか」というのは人それぞれですが、今回の記事では「洋楽」から英語を学ぶという提案をしたいと思います。メインの勉強法にはなりませんが、洋楽が好きな人にとってはより楽しく英語を学べ、洋楽を聴かない人には英語の新たな楽しさを発見出来ると思いますのでぜひ最後までお読み下さい。
洋楽から英語を学ぶメリット
英語力を高めるために洋楽を聴くと言うと、最初に思い浮かべるその効果は「リスニング力の向上」かと思います。これは正解ですが全てではありません。その他にも以下のような様々なメリットがあります。
- 楽しく、そしてユルく勉強できる
- 趣味が広がる
- 発音が良くなる
- 独特の表現やリズムがつかめる
- ボキャブラリーが増える
- 英語脳が鍛えられる
ではここからは上記のメリットを最大限に活かすための「洋楽を使った勉強」の理想的なやり方などについて解説していきます。
洋楽の選曲について
もし普段から洋楽を聴いている人はお気に入りの曲を1曲選び、普段洋楽を聴かない人は「洋楽おすすめ名曲BEST100」などから、好みのメロディの1曲を選びましょう。
音楽のジャンルなどにはこだわらず、とにかく自分の気にいった曲を選ぶことが選曲のポイントになります。
歌詞を読む

気に入った曲を1曲選んで数回聴いてみた後は歌詞を確認します。洋楽の人気曲の歌詞は「曲名 lyrics」とネットで検索すれば出てきます。この時に「曲名 歌詞」や「曲名 和訳」で検索し、先に誰かが日本語に翻訳したものを見ないようしましょう。
歌詞を読んで自分なりに意味を考えながら意味を理解するように努めます。ちなみに歌の歌詞ですので、「直訳」は難しく「意訳」になります。人それぞれ歌詞の捉え方によって表現が異なってきますので、自分なりに歌詞の意味を理解するようにしましょう。
ポイント① 独特の表現を楽しむ
普段英語の参考書やニュース、また記事などを中心に英文を読んでいる人にとっては「歌詞を読む」というのは新鮮だと思います。言い回しが独特のものもありますし、聴きなれない砕けた表現も多いです。それらを一つ一つ確認しながら楽しみましょう。
ポイント② ボキャブラリーを増やす
ボキャブラリーを増やすことは大切です。従って歌詞に出てくる分からない英単語などは都度調べるようにしましょう。
ポイント③ 歌詞に使われる文法について
英語の歌詞を見ているとこれまで学んできた文法のルールと異なる歌詞に出会うことがあります。例えばジャスティンビーバーの人気曲「Love Yourself」の歌詞にはこんな一節があります。
My mama don’t like you and she likes everyone.
mamaが主語ですので三人称単数のルールで考えると「don’t」ではなく「doesn’t」が正しいはずです。しかしあくまで曲の歌詞ですので、語呂やリズムは大切です。
従って文法に固執せず、固く考えないようにしましょう。ちなみにこの表現の仕方は一部のアフリカ系アメリカ人が実際に使う独特の英語になります。こういったこともあるんだという感覚で、様々な歌詞の表現を楽しむことも大事です。
実際に歌ってみる
歌詞を読んで意味を自分なりに考えた後は実際に歌ってみます。曲を聴きながら、聴こえたままに声に出すというのがポイントになりますが、最初はモゴモゴしてしまうと思います。ただ繰り返し練習することでだんだん上手になってきます。
また上手く歌えない部分は、発音やリンキング(2つ以上の単語を発声する際に出る英語の5つの音声変化のこと)を確認する必要がありますので、それら一つ一つクリアしていき、より上手に歌えるようにしましょう。
何度も練習して1曲丸々歌えるようになると、自然と歌詞の中のフレーズなどを覚えることができ、実際のコミュニケーションで役立つこともあります。
お気に入りの歌手を見つけられたらチャンス

お気に入りの曲が増え、お気に入りの歌手を見つけられたらそれはその歌手のファンになったも同然です。その時は曲を聴くだけでなく、その人が出ているインタビュー動画などを動画サイトで探して見てみるのもおすすめです。
例えばVogueという雑誌の公式Youtubeでは有名人がたくさん出演しており、その中には世界的に有名な歌手も多く、内容そのものも面白いですのでファンには嬉しい動画になります。
上の動画はテイラースイフトの「73の質問」という動画ですが、彼女のファンなら彼女のことをより知ることが出来て、さらに英語も動画から学ぶことが出来ます。
洋楽を聴いて楽しく英語を学ぼう
洋楽を聴くことそのものは今までに出会ったことのない素敵な曲を発見するチャンスです。そしてそれはここまでお伝えしたように楽しみながら英語を学ぶチャンスにもなります。
もちろん洋楽だけでは英語学習としては不十分です。ただ参考書では学べない表現なども多く、何より新しい視点で英語に触れることが出来ますのでおすすめです。
最後になりますが、洋楽を聴いて英語を学ぶことはリスニングだけでなく、発音・ボキャブラリー・表現の豊かさも同時にレベルアップ出来ますのでぜひ試して見てください。まずは自分の好みの1曲を見つけ出すところから始めてみましょう。
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