【知ってる?】有名企業の英語キャッチコピー8選/英語で意味を察する面白さ

Catch Phrase

キャッチコピー

キャッチ―な言葉で人々を惹きつけるキャッチコピーは街中に溢れていますが、英語圏でも同様です。ただ実はキャッチコピー(catch copy)というのは和製英語で、それに相当する英語は「sales copy・slogan・tagline・catch phrase」などになります。

これらも正確に言えばそれぞれ若干意味は異なりますが、ほとんど同じような形で使われることも多いです。その詳細に関しては省略しますが、代わりに今回は有名企業の英語のキャッチコピーをいくつか紹介し意味やその背景を考えながら英語の世界観や楽しさの一端に触れていきたいと思います。

1. MasterCard

MasterCard

There are some things money can’t buy. For everything else, there’s MasterCard.

これはクレジットカードでお馴染みの有名国際ブランド「マスターカード」のキャッチコピーです。日本のCMでは「お金で買えない価値がある。 買えるものはMaster Cardで」と放送されていましたので知っている人も多いと思いますが、もとのセンテンスはこれになります。

直訳すると「価値」という意味の単語はなく前述した日本語訳のようにはなりませんが、マスターカードのCMによく使われる「Priceless(プライスレス)」というフレーズ、つまり「お金で買えないもの(There are some things money can’t buy)」を「特別な価値のあるもの」として捉えて、お金で買えるものと対比させていることが分かります。

このCMシリーズは毎回マスターカードで「買えるもの」を先にいくつか出して、その後に「プライスレスなもの=お金では買えないもの」を表現し、なんだか心が和む印象的なストーリーに仕上げています。

2. BMW

BMW

Designed for Driving Pleasure.

これはドイツの自動車メーカーBMWの4シリーズクーペが登場したCMで使われたキャッチフレーズです。日本語にすると「運転する喜びの為にデザイン(設計)された」という感じになります。

CMでは「いつドライブする喜びが始まるのか?」という問いかけから始まり、エンジンをスタートさせた時なのか?運転スピードを上げた時なのか?など様々な「いつ」が答えの候補として挙げられますが、どれも正解ではないと言っています。

ではいつなのか?正解は「この車を見た瞬間にもう始まっている」であり、この決めゼリフのナレーションでCMは終わる構成になっています。カッコいい車のイメージにぴったりのCMとそれをしっかり表現したキャッチコピーになっていると言えます。

3. M&M's

M&Ms

Melts in Your Mouth, Not in Your Hands!

これは誰しも一度は食べた事があるチョコレートブランドM&M’sのキャッチコピーです。「口でとろけて、手にとけない!」という意味で、「There is no chocolate mass」というフレーズと共に手にとってもチョコレートが溶けないように特殊コーティングされていることをアピールしています。

M&M’sのあの小さなチョコレートは1950年代のアメリカでこのキャッチコピーとお馴染みのキャラクターのCMによって広く知られるようになりました。ちなみにこのM&M’sのチョコレートは1981年にはあのスペースシャトル「コロンビア号」で宇宙食にも採用され、同年には日本でも発売が開始されています。

4. Maybelline

Maybelline

Maybe she’s born with it. Maybe it’s Maybelline.

これは1915年創業のアメリカの化粧品会社メイベリンのキャッチフレーズです。美しい女性を指して「たぶん彼女はそれと共に生まれました。たぶんそれはメイベリン。」と表現し、美しい女性はメイベリンによって作り出される美を生まれながらにして持っているとして、メイベリンの化粧品としての効果の高さを表しています。

「Is it in their genes? Yeah right.(それは彼女達の遺伝子の中にあるの?ええ、その通り)」

ちなみにメイベリンは2016年から新しいキャッチコピーとして

Some of the lucky ones were born with it. The rest of us….
We make it happen!

を生み出しました。これは「幸運な女性達はそれと共に生まれてきました。そうじゃない残りの私達は…. そうなろう!」という意味で、メイベリンを使ってその美を実現させようと訴求しています。

5. Red Bull

Red Bull

Gives you wings.

これは1987年にオーストリアで誕生したレッドブル社が販売しているエナジードリンクブランド「レッドブル」のキャッチコピーです。日本のCMでも流れましたが、「レッドブル、翼を授ける」と訳されました。

原文では主語のRed Bullがありませんが、そちらの方が聞こえがよく意味もしっかり通じます。レッドブルは「If you believe in it, anything is possible.(信じれば何でも可能だ)」という力強い希望と可能性をCMで伝えています。

6. The New York Times

NY Times

All the News That’s Fit to Print.

これはアメリカの日刊新聞ニューヨークタイムズのオーナーだったアドルフ・S・オックスが1896年に作ったスローガンで、「印刷に値するすべてのニュース」という感じの意味になります。

これは125年以上経った今でもニューヨークタイムズ紙の一面左上に印刷され続けており、アメリカのジャーナリズム業界において最も有名なスローガンになっています。

ちなみに日本では座右の銘をモットーと言い換えたりしますが、実はモットーは英語でも「Motto」であり、座右の銘や標語といった感じの意味で使われます。この「All the News That’s Fit to Print.」もニューヨークタイムズ紙のモットーと言うことが出来ます。

7. Energizer

Energizer Batteries

It keeps going… and going… and going.

これは乾電池を販売するエナジャイザー社のキャッチフレーズです。乾電池という商品から分かるように「とにかく長持ちする」ということを表現しています。「Keep going」は「そのまま続けて・その調子で頑張って」などその時の状況で様々な意味で使われる言葉です。

つまり「Energizer batteries outlast other batteries.(エナジャイザーのバッテリーは他のバッテリーより長持ちする)」という商品の品質をアピールしています。

8. Las Vegas

Las Vegas

What happens here, stays here.

最後に紹介するのは企業ではなくカジノで知られる世界有数の観光都市ラスベガスのキャンペーンスローガンです。直訳すると「ここで起こったことはここに残る」となり、意味を考えると「ここでの出来事は口外無用」という風に解釈出来ます。日本の「旅の恥はかき捨て」と同じ意味で使われることもあります。

ラスベガスに遊びに来てどれだけ羽目を外してもこの場限りのこと、この場所を出たらお互い言いっこなし!といういかにもラスベガスらしいイメージにぴったりのフレーズです。

ちなみにこのスローガンは約20年も使われて、観光都市の公式スローガンとしてこれほど人気で人々に知られているものはありませんでした。

現在はその役目を終えて2020年からは新しいスローガン「What happens here, only happens here.」が使われています。こっちの意味としては「ここで起こることは、ここでしか起こらないこと」、つまり「特別な体験はここでしか出来ない」という感じの意味になります。

まとめ

今回は英語の有名なキャッチコピー等を紹介しました。それぞれのブランドイメージや商品イメージを考えつつ、原文を読んで理解していくといつもとは少し違った形で英語の面白さに触れられると思います。また読むだけでなく、自分の好きなブランドや製品・商品などがあれば、それのキャッチコピーを自分で考えるのも楽しいと思いますので普段の英語の勉強の合間にぜひ試して見てはいかがでしょうか。

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