学生でも社会人でも、「英語を勉強しよう!」と思っても、なかなかまとまった勉強時間を見つけられず、上達もせず、何となくイマイチな結果になってしまうとよく聞きます。
先ず一つ非常に重要なポイントは、「語学」の習得に「短期間」はあり得ないときちんと認める事です。
それなりに頑張って学習しても、すぐに効果は出ないことを、スタートを切る前にきちんと受け入れる事で、不必要に失望したり、やる気を失うことを防げます。
それなりに時間がかかってしまうからこそ、継続的に取り組める、無理のない自分なりの学習習慣を築き上げることが大切です。


2019年4月15日のPRESIDENTに面白いアンケート結果がありました。TOEICのスコアを、100点以上アップさせた、20歳以上の男女500名を対象とした調査の質問の一つが「平均的な勉強時間」についてでした。
平均的な勉強時間
一番多かった回答は、「休日まとめて3時間未満」が24.1%、
二番目が「毎日30分~1時間未満」で18.2%
三番目は「毎日15分~30分未満」で16.2%
四番目は「毎日1時間~2時間未満」で14.4%
と紹介されています。
休日まとめて時間が取れない(取らない)社会人は、毎日短時間の勉強を行なっているようですね。
個人的には、「毎日30分~1時間未満」は結構短いなと感じましたが、いかがでしょうか。
毎日勉強する上でのポイント
ポイントは「毎日」と言うことでしょうか。
日々の中にあるちょっとした「隙間時間」を上手に活用すれば「毎日30分~1時間」を搾り出せる人は割と多いと思います。
隙間時間を活用する際は、「時間」と「回数」を意識して自分の生活の中に組み込むと良いのではないでしょうか。
英語の5W1Hではないですが、


いつ・どこで・何を・どうやって
「いつ」・「どこで」・「何を」・「どうやって」を意識すると効率的に隙間時間を使えます。
例えばこんな感じです。
「朝の通勤時間の〜駅から〜駅の間」(いつ)
「電車の中で」(どこで)
「〜と言うテキスト」(何を)
「心の中で例文をリピートする」(どうやって)
何となく英語を勉強するのではなく、自分に必要なスキルを絞り、「この教材を、このように勉強しよう!」とやることを明確にすると短時間でも効果を上げやすくなります。
自分の必要なスキルを隙間時間を使って身に着けるためには、どのような教材を、どうやって使うかまで意識できると良いのではないでしょうか。
参考資料
<最高の英語テキスト>President 2019. 4.15号