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大学入試改革:2020年度からの英語入試について詳しく解説

2020年度(2021年1月)から大学入学共通テストに変わる大学入試。従来のセンター試験との比較や、英語認定試験についてなど、詳しくまとめてみました。 

TOEICの離脱が記憶に新しい、大学入試改革ですが、今回は全体像を見ていきます。

2020年度(2021年1月)から大学入試センター試験が、大学入学共通テストに変わります! 

2020年度(2021年1月)から大学入試センター試験が、大学入学共通テストに変わります! 

2020年度から3年程は、従来のセンター試験のような「聞く・読む」の2技能が中心の試験になると言われています。

新たな学習指導要領に沿った授業を受けた高校生が大学入試を受けるのは2024年ごろとなり、その時期あたりから「話す・書く」の2技能を加えた、「聞く・読む・話す・書く」の4技能での試験(Y-SAPIX Event Report, 2018)になるようです。

当面は大学入学共通テストも「聞く・読む」が中心となるため、従来のセンター試験と変わりが無さそうに聞こえますが、出題される内容は実は大きく変わることになりそうです。

2018年11月に、大学入学共通テストの導入に向けたプレテストが実施されました。プレテストの中身を見ると、色々と変更があります。

大学入試センターのホームページから問題や解答、そして出題のねらいなどもダウンロードできるようになっています。(https://www.dnc.ac.jp/sp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h30_1111.html)

従来のセンター試験とプレテストの比較

  • 配点
  • 問題の種類
  • 解答方法

☆配点

センター試験では

「リーディング」と「リスニング」の配点は200点と50点でしたが、

プレテストでは

「リーディング」と「リスニング」の配点は100点と100点で、配点が同じになりました。

☆問題の種類

センター試験では定番の「発音・文法・整序英作文」はプレテストでは出題されず、すべて読解問題になっています。リスニングでは、図表・グラフなどの資料を聞き取り、情報を処理できる力が必要です。

☆解答方法

プレテストでは、「正解が複数ある問題」や「前問の解答と連動する問題」、「解なしの選択肢を解答させる問題」などの新たしいマーク式の問題も出題されています。

大学入学共通テストと英語認定試験

国立大学協会は、2018年に「大学入試共通テストの枠組みにおける英語認定試験及び記述式問題の活用に関するガイドライン」を公表しました。

今後重要になるのは、各大学による英語認定試験の扱い方です。

〜英語認定試験〜

1ケンブリッジ英語検定

2 TOEFL iBTテスト、

3 ELTS

4 TOEIC Listening & Reading TestおよびTOEIC Speaking & Writing  Tests

5 GTEC

6 TEAP

7 TEAP CBT

8 英検(1日完結型・公開会場実施・4技能CBT)

英語認定試験(民間試験)の活用パターン

基本的に3種類あります。

1:英語認定試験を出願資格とする

2:英語認定試験を共通テストの英語の得点に加点する

3 これら双方を組み合わせて活用する

出願資格としての水準や加点する点数等についての具体的な設定は各大学・学部等が主体的に判断するものとしています。

大学の対応例

大学の対応は様々で、これからの動向に注目が必要です。

例えば、東京大学は、2018年4月に「入学者選抜方法ワーキング・グループ答申」で、英語認定試験の活用方法に関して、3つの提案が出されていましたが、9月26日に、2021年度入試では民間試験の成績提出を義務付けない方針を明らかにしました。

認定試験を課すとしていた、国立大学協会の方針を受け入れなかったことは波紋を呼んでいます。東京大学の決定は影響力があります。

東京大学に続き、京都大学や名古屋大学も民間試験の成績だけでなく高校による証明書でも認めるとしました。

2019年3月時点で、国立大82校のうち72校が何らかの形で認定試験を活用すると公表しています。

活用しないとしているのは北海道大と東北大の2校で、8校はまだ方針を明らかにしていません。(日本経済新聞, 2019/3/3)

大学入学共通テストの出題される問題や傾向を確認しながら、自分に有利な英語認定試験を受けていくことが必要になりそうです。

TOEICの離脱を含めてまだまだ未知な部分が多くある、大学の英語入試改革です。

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