以前の記事で、国際バカロレアに関して紹介いたしました。
それ以外にも、グローバルな人材を育成するプログラムがあります。
この記事では「ラウンドスクエア」と「ダブルディプロマ」を紹介します。
ラウンドスクエア
国際規模の私立学校連盟「ラウンドスクエア(Round Square)」は、世界50カ国180校以上のメンバー校を有する国際規模の私立学校連盟です。
ラウンドスクエア加盟校は、Internationalism(国際理解)・Democracy(民主主義の精神)・Environment(環境問題に対する意識)・Adventure(冒険心)
Leadership(リーダーシップ)・Service(奉仕の精神)、”I.D.E.A.L.S.”を基本理念として活動しています。
特徴的な活動は、毎年10月に開催される高校生が中心となる国際会議です(4月には中学生対象のジュニア会議があります)。
国際会議では、各国のラウンドスクエア加盟校の生徒たちが集まり、様々なテーマについてのディスカッションや奉仕活動、アドベンチャー活動を行います。会議の他にも開発途上国での井戸掘りや被災地での活動などがあるようです。
<玉川学園ラウンドスクエアについて:https://www.tamagawa.jp/introduction/enkaku/history/detail_14659.html>
加盟校は、玉川学園中学部・高等部・八雲学園中学・高校がメンバー校として認定されています。啓明学園中学・高校・工学院大学付属中学・高校なども理念に基づく教育を実践しているようです(朝日新聞2018.12.7)
ダブルディプロマ
カナダと日本の両方の高校卒業資格(ディプロマ)が取得できるプログラムに「ダブルディプロマ」があります。ダブルと言うように、日本と高校の両方の高校に在籍し、2つの国のカリキュラムを同時に履修します。日本の教員とカナダの教員による授業を日本にいながら受けていくので、日本のスタイルと、カナダのスタイルの両方から学んでいく方針です。
夏休みなどの期間を利用してカナダに短期留学をしたりするようです。
導入している高校は、文化学園大学杉並中学・高校があります。2019年から大阪学芸高校も2019年からコースを開設しました。 (朝日新聞2018.12.7)